ましろ blog

~自己完結型ADHD人間の生態と備忘録~

猫を無事保護しました。とんでもなくかわゆいのです。

親バカ全開です。

いなくなってしまったと数日前に書きました。声もしなければ気配もない。

愛護団体さんからお借りした捕獲器が虚しくあるばかり・・・私はすっかり「もうどこかへ行ってしまったのだ、ここが嫌だったんだ」と悲しくなり、調子も崩し、頓服を飲んで眠剤も追加して寝て過ごしていました。

しかし、翌日捕獲器を回収してみると、中の餌が微妙に減っていたのでした。

これがよその野良猫なら、残さず食べているんじゃないか。気力も体力もない体に鞭を打って、数日捕獲器と餌をセットする事を続けました。天気が悪く、長雨の日に団体の方が来られて、捕獲器を仕掛け、餌を食べていた猫がかかりました。あの子猫でした。

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やったー!猫ちゃん!もう安心だよ!

「  フギャーーーーーーーーーーーッツ!! 」

思いっきり威嚇されました。でもいいです、元気があるって素晴らしいじゃないかって思って泣けてきました。この状況で生き延びてくれてたことが嬉しくて。

今夜は私がお風呂に入れてあげるからね!いっぱいご飯食べようね!ふかふかのベットもあるからね!と興奮していたら、団体の方から

「まだ2ヶ月経ってないくらいかしらね、思ってたより小さいし、興奮してるからうちで預かります、追って連絡しますから、里親さん探しの件よろしくね」と

サクっと言われて連れて帰られました。ああ、猫ちゃん!慌てて写真を撮っただけなんて。でも私が手作りで用意したゲージに天板がないから駄目って言われたのでしょうがないです。逃げちゃうからしっかり囲ってないとだめなんだって。

奮発して作ったご飯、捨てることになるのか・・・などという思いもあり、

少々(かなり)寂しい思いで過ごしました。しかし、これからが本番です。里親を捜さねばならないのですが、私の知る限り、貰い手はほんとに見つからないです。

犬はけっこう募集でも人気なのですが、猫欲しい、っていう人を周囲で聞かないのです。私の周囲には誰もいないので、福祉関係の方に片っ端から連絡しました。

すると、なんと数日で候補を二件も持ってきてくれた方がいました。

敏腕すぎるその方も、かなりの動物好きで、やっぱり好きネットワークっていうのは違うものなのか、というか神様なんじゃないのか、とか思いました。

そして団体のほうにも連絡を入れました。しかし、どうですか2件もきましたよ、とは簡単に言えません。候補のひとりが単身者であることを伝えると、渋られました。

一人暮らしで飼うことの最大の問題になるのは、その人が例えば入院したり転勤になったりと急に世話できなくなった時にフォローできる場所や人があるのかどうかなんだそうです。そこんとこのフォローを愛護団体さんにお願いするのは言語道断ということになります・・・やっぱり、厳しいですね。

里親候補を見つけてくれた神様に伝えると、少々納得がいかない様子でした。好意で引き取るのに面接なんて必要なのか、一人暮らしに難癖つけられるのでは相手方にも伝わる印象は良くないんじゃないのか・・・それも、もっともだと思いました。

私は団体側と神様側の意見に挟まれ、どちらにも角を立てないように話を進めなくてはなりませんでした。そんな高度な技、生まれつき持ってないのに。

ひたすら電話口で謝る日々が続きました。お互いの言い分を聞いてるうちに、

「 私が保護して飼えないばっかりに・・・」という気持ちにもなりましたが、

なんとか妥協点を探り、落とし所を見つけ、その間に子猫は病院で健康診断を受け、

いたって健康ということと、元気な女の子だということが分かりました。

 

そして、その間に何回か、家で預かる予定がキャンセルになったりして、私はまた自作の餌を捨てる羽目になったりして涙目になっていました。ケージも作り直したし、大家にも「 一週間だけなら(預かっても)いいですよ」と許可をもらい、問題ないのにです。預かっている団体の方から今日連絡が入り、病院も済んだし人にも慣れてきたのでそちらに連れて行こうかと思っている、という言葉をやっと聞けました。

私は里親候補に写真を見せたら、会ってみたいと好感触であることを伝えました。

「 あら!じゃあもらわれるのは確実そうね。じゃあ、それまでうちで預かりましょうかねえ・・・」

えっなんでなんで!大家さんにも許可取ったのに!準備できてますよ!

私は調整役をやり過ぎたせいか、つい

「猫にとっても、宿が変わるのは良くないんでしょうか」と言ってしまったのです。

「・・・そうなの!そういうことよ!あのね、大丈夫と思うの、この子とーってもかわいいのよ!慣れてきて喉を鳴らすようになってねえウフフ・・・・」

それが本音か、ちっくしょう!と思いました。私は馬鹿でした。余計なフォローをしました。ほんとに後悔しています。一番大変な役回りをしたのに、もしかしたら会えないままお別れになるかもしれないなんて。馬鹿、ほんとあたしって。

助かってくれて、健康で、里親も決まりそうで、幸運続きです。もう望んじゃいけないのかもしれませんが、諦め切れません。それで、来週には里親と顔合わせできるかもしれないので、という話をすると、「 じゃあその前日の晩にでも連れて行きましょう」と言われました。会えるのはたった一晩だけ・・・。切ないです。

時間も合わせます、一日家にいられます、って伝えててもこんなに信用ないのかとがっくりきてます。その晩が来たら、徹夜して遊ぼうとおもってます。

 

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みんなを虜にしちゃったかわゆい子です。