ましろ blog

~自己完結型ADHD人間の生態と備忘録~

集団ってやっぱ色々あるよね・・・と思った

職場のAさんの話。前記事で気持ちの余裕って大事だと書いた。今の私はオバチャンらしく開き直り、苦手な並行作業もストラテラの服用でずいぶんカバーできているように思う。やってみたら、案外できたということが増えた。それが積み重なって自信になっていくんだということを今実感している。そして、自分の発達障害は軽度なのだということも実感している。Aさんは同期入社で、私と同じ障害者で(障害といっても身体・知的・精神・発達、色々ある)Aさんは内部障害だと聞いた。私より年が上らしく、とても謙虚で腰の低い人だ。その謙虚さも、ちょっと後ろを通る時に声をかけただけで、慌てて飛びのくような具合。すいません、申し訳ありません、といつも言っている気がする。性格なのかもしれないけど、障害を持って周囲に適応していく過程でこうなったのだとしたら、相当苦労されたんだろうなと思った。勝手な推測なんだけど。

Aさんは同時進行が苦手だと言う。逓送作業は同時進行で速さと正確さが求められ、わりとあちこちに気を配っていないと成り立たないところがある。Aさんはこの数日この作業に追われてアワアワしていた。Aさん本人も後から「あの時はパニックを起こしているみたいなんですよね、処理能力を超えて焦ってしまって」と困っている様子だった。パニックを起こしている時のAさんは、自分のペースを立て直そうとしているのか、「申し訳ございません、このような失敗をしてしまいまして、以後気をつけますので・・・」と急いでる場で謝って、上司に「それはいいから早く作業して」と言われてしまう。それでさらに急かされる悪循環にハマっているように見える。

この逓送作業は班の全員が終えないと次の作業に移れないので、自分が遅いと周囲に迷惑がかかる。それもAさんのパニックを大きくさせているのかもしれない。そういうことがこの数日続いて、同期の中にはAさんの事で疲れている人や鼻で笑う人も出てきた。っていうか、同期だぞ、よく分からんけど同期ってもっと「お互い助け合って頑張ろうね」って仲良くなるイメージだった。この数日でもう見切り付け出す人がいるんだと思うとほんとなんか切なくなった。そりゃ個人がどう思おうと自由だけどさ。それを表に出すのってどうなの、と。営業職でもあるまいに、個人の優劣なんて気にするような職場でもないじゃんか、とも思う。人が集まるところにはこういう人間関係のあれこれが出てくるもんだな。Aさん頑張ってほしい。私もフォローに回れるほどには余裕ないから、下手にお節介焼いたりして中途半端なことしないようにしたい。