最高に間抜けな私
猫には会えません。うちには来ません。
いつまでも預かれないっていうから慌てて準備して大家にも許可取ったというのに、里親候補がいると分かってからは「あら、じゃあうちで面倒みるからあなたはいいわ」と締め出されたのです。そして里親候補はいつ会いにくるのかとそれしか聞かなくなりました。うちは預かるつもりで、それで里親さんとあわせるつもりで色々やってきましたが、神様側もいつまでもお客様気分で「自分は交渉したくない・引き取りだけなら構わないけど」とグズるから、私が間に入ってたのに、ここにきて、私がダウンしました。
わたしまけましたわ
かわいらしい子猫はすくすく育って元気に遊んでるから大丈夫よ、心配しないでね~と愛護団体さんは言います。私には矢の様にこころに突き刺さる言葉です。
でも、もう私はどっちともやり取りできる元気がありません。
直接会いにいって下さい、そこで説明を受けてください、と神様に言い、
そちらの判断にお任せしますのでよろしくお願いしますと愛護団体に言い、
私は手を引きました。あっけないです、これでおしまい。
何度目だよ!って言う元気もありません、作っておいた餌をまた捨てます。
作っておいたゲージも一度も入らずじまい、私は保護した時に写真を撮っただけで
ひと撫ですることも叶いませんでした。団体の方が、私の気持ちを汲んでくれたら。
「あなたも心配だったでしょう、お別れもちゃんとしたいでしょう」と言ってくれたら。・・・
最高に間抜けです。多分私が馬鹿だから、段取り悪くて相手のいい様に言い含められたり優先させられたりするんです。その間に消耗して、勝手に倒れるのは私だけ。
お別れぐらいしたかった。大事にしてもらうんだよって。
猫は元気で、人にも慣れ、おもちゃや他の猫とも遊ぶくらいになったそうです。
良かった良かった。会いたかったのが一番だけど。
とても落ち込んでいます。反動というやつなのか、
目の前でバーンと幕を下ろされて目の前が真っ暗、そういう気分です。
私は妄想が得意です。だから、埋め合わせの作業に入ると思います。
辛すぎるから、今はうんと幸せな妄想が必要です。