重大な十月という事で。
- 作者: アン・ウィルソンシェフ,Anne Wilson Schaef,高畠克子
- 出版社/メーカー: 誠信書房
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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これを読み返して自分自身と向き合う月にしようと思います。
これ、すごいダメージを受けるので辛いのですが。
ひー。
依存だらけの自分には耳が痛い話ばかりです。
目次からして辛いですよ。
第一章 性的嗜癖
第二章 ロマンス嗜癖
第三章 人間関係嗜癖
第四章 親密さからの逃走
第五章 嗜癖的人間関係
第六章 親密さと健全な人間関係
第七章 回復
現実を突きつけられるって怖い。私はとくに、人をコントロールしたい・ロマンス的な人間関係を作りたいと思っている人間なので、叶わないことを知りながらもその方法しか知らないので抜け出せないままもがいているのだと思っています。なので、悪い事だと責めるよりも自分が辛くなるよって寄り添って治していけたらいいなあと思っています。
私達は親密さが売り込まれているのをいつも見聞きしますが、メディアや制度から学ぶ多くの親密さは、実は嗜癖の形態にすぎず、セックス嗜癖、ロマンス嗜癖、人間関係嗜癖のどれかなのです。( 中略)
私たちは親密さこそが重要だと知っています。私たちは、親密さを深めるだろうと教えられたことを実行していますが、何かが失われるような不思議な空虚感を持ちます。たぶん私たちは空虚なのでしょう。( 第六章より)
毒親の両親からされた事は沢山ありましたが、逆にされなかった事、教えてもらえなかったことは私はテレビから吸収しました。そこからサバイブする方法を見つけようとしていました。人がどこで笑い、泣き、腹を立て、心を開いてくれたりするのか。障害の特性もあるかもしれませんが、とにかく他人の感情が分からないので友達を作る、それを維持する、嫌われないようにする、浮かないように足並みを揃えるーそういうことに必死でした。ネットスラング風に言えばキョロ充でしょうか?でも結局はいじめられてたんで充実はしてなかったか。
それで、とにかくテレビを見て真似てました。テレビドラマの展開も登場人物も、分かりやすいので、皆もそうなんだと思い込んでました。オーバーリアクションなのはお笑い番組を参考にしてたからかもしれません。親は本当に私の事を放置していたので、おどけてみせても「 それはやりすぎだよ」なんてアドバイスをした事がありません。むしろテレビの観客のように「 こいつバカだなあ」とゲラゲラ笑うだけです。私はそれを喜んでもらえてると勘違いしてエスカレートしていきました。気を引くために必死でした。大人になればそれに性的な要素も加わりました。その場のノリだけで生きてました。ていうか、よく生きてたな。
そして今は、いわゆる中年の危機っていうのか、何も残してない、何も持っていない自分にただ絶望して「 早くお迎えこないかな」と思ってるところです。暗い。振り返っても、楽しかったかと聞かれれば「 とにかく無理してた」としか言えない人生で、それで折り返し地点に来ても、やっぱり「 これが続くなら、もう、いいです」と言いたくなってしまう。それってけっこう悲しいじゃないの、って思って。
何か変えたいと思っているのです。何かは分からないけど、何かしてれば何とかならないかなと思っているのです。九月は異性に振り回されて、それでも荒治療というか気力が沸いて来たので、できそうな気がしているのです。だから今のうちに。